格安 中古分譲マンション|安さの理由や見つける方法を解説

不動産

マンションをできるだけ安く購入したい場合、相場よりも安い価格のマンションを積極的に探すことが大切です。

格安のマンションを購入すれば、相場よりも費用を節約できますので、その後の経済状況に余裕が生まれます。

また、修繕やリフォームに必要な費用としても活用することができます。

しかし、格安マンションを見つける方法については、意外と知らないことも多いです。

実際に相場よりも安いのか高いのかさえもわからない人も多いでしょう。

そこで、今回は格安マンションを購入する際の方法を紹介しながら、購入時に注意すべき点も解説します。

格安 中古分譲マンションを購入する方法とは?

格安なマンションを購入するためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、希望するエリアの相場を調べることが重要です。

エリアによって物件の価格は異なるため、自分が購入を検討するエリアの相場を知ることで適切な価格帯を見極めることができます。

次に、1階の部屋を選ぶことを考えてみましょう。

一般的に1階の部屋は、上階からの音や振動が少なくなるという利点があります。

また、階段やエレベーターを使わずに出入りできる便利さも魅力です。

また、駅から遠い場所にあるマンションを探すこともポイントです。

駅から遠い場所のマンションは、一般的に価格が安くなります。

交通の便には制約があるかもしれませんが、予算の範囲内で良い物件を見つけることができるでしょう。

初期費用が安い不動産会社を選ぶことも重要です。

不動産会社によって初期費用の値段設定が異なる場合がありますので、複数の不動産会社を比較して探してみましょう。

次に、自分の希望条件を1つに絞ることも大切です。

複数の条件を求めると、選択肢が限られてしまうため、希望条件を絞って探すことでより多くの物件を見つけることができます。

不動産会社の閑散期に物件探しをすることもオススメです。

不動産業界にもピークシーズンやオフシーズンがありますので、閑散期に探すことで交渉材料になり、価格交渉の余地が生まれるかもしれません。

エレベーターのない5階以下のマンションを探すことも考えてみましょう。

エレベーターのないマンションは、一般的に価格が安くなります。

ただし、階段の上り下りが必要になるため、体力や日常生活の利便性についても考慮しましょう。

また、狭い部屋を探すことも一つの選択肢です。

広い部屋ほど価格が高くなる傾向がありますので、必要最低限のスペースで生活できるならば、少し狭い部屋を選ぶことで予算の範囲内に収まる可能性があります。

さらに、未公開物件を探すこともおすすめです。

未公開物件は、一般に公開されていないため、競争が少なく価格交渉の余地が広がることがあります。

不動産会社に相談したり、インターネットで情報を探してみると良いでしょう。

上記のポイントをふまえながら物件探しを行うと、リーズナブルな価格のマンションを比較的容易に見つけることができるでしょう。

希望エリアの相場を知る

まず、ご希望のエリアでのマンションの販売価格相場を調べることから始めましょう。

マンションの相場は、そのエリアの物件の状況や競争状況によって変動します。

マンションの価格相場を調べるためには、いくつかの方法があります。

まず、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営している「REINS Market Information」という情報サイトを利用する方法があります。

このサイトでは、さまざまな地域のマンションや戸建ての販売価格相場を調べることができます。

また、国土交通省が運営している「土地総合情報システム」という不動産情報サイトもおすすめです。

このサイトもさまざまな不動産情報を提供しており、マンションの価格相場を調べるのに便利です。

さらに、販売中のマンション情報を掲載している不動産ポータルサイトも参考になります。

こうしたサイトでは、現在販売中のマンションの価格や詳細な情報を確認することができます。

相場を知ることで、安く購入できる可能性のあるマンションを見つけやすくなります。

以上のような方法を用いて、事前にマンションの相場を調べておくことは非常に重要です。

相場を知っておくことで、適正な価格かどうかを判断することができます。

また、相場よりも安いマンションを見つけることもできるので、積極的に情報をチェックしておきましょう。

1階の中住戸で専用庭や専用駐車場の【無い】部屋を選ぶ

3階以上の部屋と比べて、1階の部屋は人気が低い傾向にあります。

そのため、1階の部屋は通常格安で売られています。

もし格安でマンションを購入したい場合は、意識的に 1階の部屋を探してみることをおすすめします。

1階の部屋には防犯面での不安要素がありますが、火災などの緊急時には逃げる時間が短くなり、安全性が高いです。

また、1階の部屋は快適性も高い特徴があります。

高層階では強い風が吹き、換気が悪いという問題がありますが、1階の部屋ではそういった問題はありません。

さらに、1階の部屋では荷物を運ぶ際の利便性も高いです。

これらの利点を考慮すれば、1階の部屋でも十分満足のいく住まいを見つけることができるでしょう。

2階の中住戸を選ぶ

3階以上の部屋よりも、2階の部屋は一般的に人気が低いとされています。

そのため、2階の部屋は比較的安く売られている傾向があります。

ですから、予算を抑えてマンションを購入したい場合は、特に2階の部屋を重点的に検討すると良いでしょう。

他の階と比べて価格が抑えられているため、好条件の物件を見つけやすくなります。

ただし、2階の部屋は地上に近いため、プライバシーの面や騒音の問題が心配されることもありますので、購入を検討する際にはこれらの点も考慮してください。

そして、新築マンションの売り出しの際でも一番価格が低く設定されているのも2階部分の中部屋です。

2階部分にはマンション購入のメリットがありません。マンション購入をする人には、駅からの近さと言ったメリットだけを考えている人は少ないと思います。

マンションでしたら、高層階の眺望も魅力の一つでしょう。その眺望が欠けている2階部分は魅力がありません。

また、1階部分は道路からの目隠しが付いているところも多いですが、2階部分にはそれもございません。そうなると道路を通行中の人から部屋の中が見られてしまうのです。

こういったデメリットから価格が安くなる傾向があるのです。

駅から遠いマンションを探す

お得な価格でマンションを購入するなら、駅から遠い物件を探すこともおすすめです。

駅近の物件は通勤や通学に便利であるため、多くの人が求めるものとなります。

そのため、人気が高くなり価格が下がりにくい傾向にあります。

しかし、駅から遠い物件は交通の利便性に欠けるため、人気はあまり集中しません。

そのため、不動産業者や売主も価格を下げざるを得ず、周辺エリアの物件の価格相場も低くなる傾向があります。

もし最寄駅から離れた立地条件でも問題ないと考える人であれば、駅周辺の物件を避けて物件を探してみることを検討してみてください。

希望条件を少なくする

格安なマンションを購入する際には、条件を多くし過ぎないことが重要です。

希望する条件が多ければ多いほど、物件の価格が上がってしまい、選択肢が限られてしまう可能性があります。

格安の物件を見つけることも難しくなってしまうでしょう。

ですから、格安マンションを選ぶ場合は、できるだけ条件を絞ることをオススメします。

どうしても譲れない条件を考え、それに基づいて物件を探すと、格安なマンションを見つけやすくなります。

例えば、エリアや広さ、設備などの点で自分にとって重要な条件を明確にしておくと良いでしょう。

エレベーターの無いマンションを探す

安価なマンションを見つける際には、エレベーターの設置されていない5階以下の物件に注目することがおすすめです。

5階以下の物件は、エレベーターの設置が義務付けられていないため、利便性が劣ることが一般的です。

そのため、価格が比較的安くなる傾向があります。

例えば、エレベーターのない5階以下のマンションの場合、3~5階の部屋は階段を使って移動する必要があるため、利便性が高いとは言えません。

そのため、エレベーターがある3~5階の部屋に比べて価格が低くなる可能性があります。

狭い部屋を探す

部屋が狭い場合、マンションの価格も必ずしも格安ではないことに注意が必要ですが、部屋の広さ(平米数)が狭ければマンションの価格は一般的に安くなります。

そのため、予算を抑えた格安のマンションを探す場合、部屋の広さに妥協することをおすすめします。

不動産ポータルサイトなどで物件情報を検索する際には、専有面積の広さが狭い順に並び替えて検索することで、効率よく探すことができるでしょう。

ただし、必要な最低限の広さや間取りを考慮しながら、狭い部屋も検討してみてください。

マンションが格安で売られる理由

マンションを割安な価格で購入できると、物件の購入費を大幅に削減することができます。

そのため、非常に魅力的な点があります。

しかしながら、そのような格安マンションにはいくつかの理由が関与しています。

したがって、格安でマンションを購入する際には、後悔や失敗を避けるために、事前に何が格安で売られているのかをチェックする必要があります。

例えば、次のような理由でマンションが割安になることがあります。

1.立地が悪い:マンションが交通や生活施設に不便な場所にある場合、価格が下がることがあります。

2.築年数が古い:マンションが築年数が経っている場合、設備や構造に劣化が見られる可能性があります。

そのため、価格が下がることがあります。

3.眺望や日当たりが悪い:周囲の景色や日光の取得が制限されている場合、住み心地が悪いと感じる人がいるため、価格が下がることがあります。

4.内装が古い:マンションの内装や装飾が古く、リノベーションやリフォームが必要な場合、価格が下がることがあります。

5.管理体制が悪い:マンションの管理が不十分で、共用施設の補修や清掃が適切に行われていない場合、価格が下がることがあります。

6.事故物件:過去に火災や浸水などの事故が発生している物件は、修復や修繕費用がかかるため、価格が下がることがあります。

このような理由によって、マンションが割安になることがあります。

したがって、格安マンションを購入する際には、それぞれの理由を詳細に確認することが重要です。

立地が悪い

立地条件が悪い場所にあるマンションは、一般的に価格が下がる傾向にあります。

立地条件が悪い場合、以下のような要素が関係しています。

まず一つ目は、駅から遠く離れた場所に位置していることです。

交通の利便性が低いため、通勤や外出が不便になります。

また、通勤時間や交通費が増えることも考えられます。

二つ目は、スーパーやコンビニが近くにないことです。

日常生活で必要な買い物ができる場所が遠くになるため、買い物の手間や時間がかかることが予想されます。

三つ目は、繁華街が近くにあるなど治安の悪い地域であることです。

周辺環境が不安定であるため、安全性への不安が出てくることがあります。

これらの要素が複合的に現れる場合、マンションの価格は格安になる可能性があります。

格安になることで一見魅力的な取引と思えるかもしれませんが、将来的に後悔しないためには、よく考えてチェックすることが重要です。

築年数が古い

古いマンションは、一般的に売却が難しい傾向があります。

築年数が古いと、以下のようなデメリットがあります。

まず、設備が古いため、最新の機能や快適さがない場合が多いです。

また、築浅のマンションと比較すると、内装も綺麗でないことが多く、購入後にリフォームや改修が必要なこともあります。

さらに、築年数が古いと、修繕が必要な箇所も多く出てきます。

さらに、もし1981年5月31日以前に建てられたマンションである場合、旧耐震基準に準拠していることもあります。

一方で、築年数が新しいマンションは、より住みやすく快適な物件と言えます。

築年数が古い格安マンションを選ぶ人も多いですが、設備や内装の面で後悔しないように、事前によく確認することが重要です。

特に、設備の老朽化や修繕の必要性を把握し、それに見合った価格を考慮することが大切です。

また、築年数が古いマンションの場合、新しく購入した後に内装や設備の改修を行うことも検討すべきかもしれません。

眺望や日当たりが悪い

物件の価格は、眺望や日当たりの状態によって低くなる場合がよくあります。

典型的な例を挙げると、すぐ隣に高い建物が建っていることがあります。

隣に高い建物があると、景色が良いとは言い難くなります。

同様に、北向きの部屋も太陽の光を受けにくいため、部屋が寒くなったり、湿度が高くなったり、洗濯物が乾きにくくなる可能性があります。

このような条件に当てはまる物件は、一般に割引価格になる傾向があります。

そのため、購入してから後悔しないようにするためにも、慎重に検討を重ねてから決断することが重要です。

内装が古い

古いマンションは通常、非常にリーズナブルな価格で提供されることが多いです。

その背後には、内装の古さが大きな要因として関わっています。

長い間経過した建物で、改装が行われていない物件は、例えばフローリングではなく畳の部屋が多いなど、古さが目立つ特徴があります。

このような古い物件は、一般的に印象が芳しくなく、多くの人々から避けられる傾向があります。

もし購入後に内装を変更しようと考えている場合は、リノベーションにかかる費用も考慮に入れる必要があります。

リノベーションには費用がかかるだけでなく、時間と労力も必要ですので、それを踏まえた上で計画を立てることが重要です。

また、リノベーションによって内装を変える際には、建物の構造や法令に合わせた設計を行う必要がありますので、専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。

管理体制が悪い

マンションの管理状況が悪いと、格安な価格になることもあります。

例えば、修繕積立金が他のマンションに比べて高く設定されていたり、管理組合がうまく機能していなかったりすることが挙げられます。

管理体制が劣っていると、格安なマンションでも快適に住むことができない可能性があります。

また、管理体制の悪さは、共用部分で確認することができることが多いです。

共用部分が非常に汚れていたりする場合、そのマンションを購入する際には注意が必要です。

共用部分のメンテナンスが十分に行われていない場合、それが将来的なトラブルや不便さを招く可能性があるためです。

事故物件

相場よりも遥かに低い価格で見つけたマンションを見つけた場合、まずはそれが事故物件である可能性を考える必要があります。

事故物件とは、孤独死や自殺、他殺などが起こった物件を指します。

事故物件は特別な清掃が行われるため、外見だけではほとんどわかりません。

しかし、心理的に敬遠されるため、価格が安くなる傾向にあります。

ただし、大幅に安い価格で物件を購入することは魅力的ですが、事故物件を選ぶ際には後悔しないかどうか、よく考える必要があります。

なぜなら、事故物件は何らかの悲惨な出来事があった場所であり、その事実を知ることで心理的な負担を感じる人が多いからです。

また、周囲の人々も事故物件を避ける傾向があるため、将来的な売却や賃貸の際にも不利な状況になる可能性があります。

さらに、事故物件にはトラブルや心理的な影響も潜んでいることがあります。

例えば、その場所に住んだ時に不気味な現象が起こることがあるかもしれません。

また、周囲の人々から特別な扱いを受けることもあります。

これらの要素を考慮すると、事故物件を選ぶことは慎重な判断が必要です。

したがって、大幅に安い価格で物件を見つけた場合でも、事故物件を選ぶ前に注意深く検討する必要があります。

自分自身の心理的な負担や将来のトラブルを避けるために、経済的なメリットだけでなく、物件の背後にある歴史や事情についてもよく理解する必要があります。

購入する時の注意点

格安マンションを購入する際には、多くの注意点が存在します。

なぜなら、格安マンションは低価格のために様々な問題を抱えていることがあります。

値引き交渉は不動産会社に悪い印象をもたれる

不動産を購入する際には、価格交渉を行う人が少なくありません。

そして、値引き交渉に応じてくれる不動産会社も存在しますが、交渉を検討する際には、値引き交渉自体があまり好意的に受け取られないことを予め理解しておきましょう。

不動産会社の立場としては、もちろん売上をできるだけ下げたくありません。

そのため、値引き交渉を行う顧客と行わない顧客がいれば、後者を優先することがあります。

特に条件の良い格安マンションの場合、同時に購入を検討している他の人も多いため、値引き交渉を適度に行うことをおすすめします。

購入後に管理費・修繕積立金が値上げする可能性がある

格安マンションを買った後、管理費や修繕積立金が高くなることがあるかもしれません。

特に、大規模修繕が行われていないマンションを買う場合は、注意が必要です。

大規模修繕が行われる前にマンションを買ってしまうと、管理費や修繕積立金が急に上がってしまうことがあります。

実際に、こんな失敗例はけっこう多いです。

だから、格安マンションを買う前に、大規模修繕の予定をできるだけ詳しく聞いておくことが大切です。

見えない部分で老朽化している可能性がある

格安マンションを選ぶ際には、注意が必要です。

一見して古さが分からない場合もありますが、実は内部に老朽化が進んでいることもあるためです。

古さを確認する際には、見た目のチェックだけではなく、マンションの設備の状態も確認することが重要です。

特に、給排水設備の老朽化はよく見られます。

給排水設備が古くて不良な場合、購入後に水漏れなどのトラブルが起こる可能性があります。

思いもよらない修繕費がかかることもあるので、格安マンションを購入する際には注意が必要です。

購入前にマンションの設備の状態を詳しく確認しましょう。

まとめ

格安マンションを手に入れる方法は、多岐にわたるものであり、探索すればいくつもの方法が存在します。

もしあなたがマンションの価格が高くて購入できないとお悩みであるか、どのように格安マンションを見つければよいか分からないと戸惑っている場合は、以下に列挙するポイントを意識してみてください。

その結果、市場価格よりも低い価格の物件を見つける可能性があります。

ただし、格安マンションにはさまざまな事情があるため、なぜ安いのか、その理由に関して事前に納得することも重要です。

格安マンションの探し方や購入時の注意点について、確認した上で後悔や失敗を避けるために、物件探しに取り組んでみてください。

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